さまよえる老人たち-その2
我々は毎週金曜日に居酒屋で集まっていました。
その居酒屋が廃業したため、
アイさん(赤い服を着た女性)のアパートで
飲み会を開くことになりました。
アイさんは87歳で動けないため、
メンバーがビールやお酒を買ったり、
肴を買ったり料理しています。
経費はアイさんを除いて頭割りです。
しかし、
準備が大変ですし、
コストアップを感じてきた我々は
他の居酒屋に場所を変えることを決めました。
アイさんは歩くのが難しいため、
新しい場所には行けません。
問題は、
アイさんにどう納得していただくかなのです。
我々も年老いたアイさんを放り出すのに心が痛みます。
我々の案..
1;何かと理由を付けて行かずに自然消滅を待つ。2;2か月に1度ぐらいアイさんの家で開く。
3;アイさんが自分のマンションを売って老人ホームに入っていただく。
(実は、この案を伝えに昨日アイさんの妹さんに相談したら、既に妹さんはこの案を話し合っていてアイさんに断られたそうです)
何かほかにいい案があればいいのですが、